20代半ば以降考え始めたこと

前回のブログでは自己紹介と20代半ばまでの心境を綴りました。
tananablog.hateblo.jp

自分の幸せと女性としての幸せを考える

20代後半は女性として、とても難しいお年頃だと思います。
特に独身女性であれば”結婚”と”出産”を意識しますよね。

”20代”と”30代”では男性に与えるイメージがガラッと変わるし…。

出産に関しては言わずもがな。
高齢出産になるとリスクも出てきますよね…。
ハッキリとした年齢を認識していなかったので調べてみました。

35歳以上になると、先天異常の発症率が高くなり、とある調査では25～29歳で1.88％、35～39歳では2.02％、40歳以上では2.38％の確率となっています。また、全妊娠の自然流産率（10～15％）に対し、35歳以上では約20％ともされています。
http://www.childbirth35.com/knowledge/risk.html

記事の中には、33歳から妊娠力が低下すると書かれています。
そういったことから女性は”出産”を考えて結婚を意識せざるを得ませんよね。

私が働いていた会社は、職業柄子育てしながら働くというのは難しかったので
皆、結婚を機に退職していったし、結婚=退職という暗黙のルールがありました。
育休・産休などの体制は全く整っていませんでしたしね。
おまけに基本給が全然上がらない・・・！(笑)

そのため将来を考え少しずつ”このままこの会社にいていいのか…？”
と考えるようになりました。

転職を意識しだす

大きな組織に属していると、自分の意見を通したりって難しくなりますよね。
もちろんたくさんの意見があるので当然のことだと思います。

ただ、日本の独特な「右向け右主義」というか、みんなと一緒の安心感というか…
出る杭は打たれる場面をたくさん見てきて、意見を言うことすらも躊躇われるような
それが色濃くある環境にいたので、少しずつ”期待”することを止めたんですね。

自分を守るためです。
少しずつ自分の本心に対して鈍感になっていくのを感じていました。
もともと優柔不断な性格ではありますが、2つの選択肢のどれにしよう…とかではなく
どれを選べばいいんだろうって、段々と分からなくなることが多くなりました。

このままでは自分を見失う。環境を変えないと…！


そう感じて、転職を決意しました。
そこで考えた選択肢は3つ。

・結婚や出産は気にせず、やりがい重視でバリバリ働いて稼げる仕事を探す
・産休と育休がしっかりとれて、プライベート重視で勤務時間などがきっちりした仕事を探す
・このまま現状維持

転職したいと思っているのに、なぜここに現状維持の選択肢があるのか。
それは転職サイトをたくさん見ても、まったくビジョンが描けなかったからです…。

心の片隅で自分にさえ期待を持てずにいたので、新しい環境に飛び込むことに躊躇していました。
それだけ新しいことにチャレンジするってとてもエネルギーが必要なんだと。

今まで辞めて行った人たちは、どれだけ勇気のあることをしていたのか…尊敬の念を抱きました。

ですが、この時の私にそこまでのエネルギーはありませんでした。

職場では割と仕事が出来る人扱いされていましたが、ここでそう評価されているだけで
市場に出てみたら全然使えない人材なのではないか…ちっぽけな自信さえも砕かれたら…

結局、この時上司に退職したいことを申し出たんですが
そのあとの転職先などが決まっていなかったこともあり、説得され、そのまま続けることにしました。